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2012年8月19日日曜日

一票の格差は・・・

「一人一人が平等に一票を持つ」という権利は、憲法上要請される重要な権利である。「2倍」「5倍」と表現すると、「まぁ自分は一票あるからいいか」と感じてしまうが、これは言い方を変えれば、「あの人は一票ですが、あなたは0.5票、0.2票しかありません」ということと同じである。
例えば、「男性は1票、女性は0.8票」ということだったら、大問題であろう。「現役世代は1票、老人は0.5票」でも。現状の一票の格差というのは、これと本質は変わらない。先の例が性別や年齢による差別であったならば、現在の一票の格差は住所による差別、なのである。

有権者の問題意識の低さが、政治家の怠慢の最大の原因なのでしょうね〜。

マスコミは、一票が軽いとされる選挙区出身の議員に対して、この問題をどう思っているのか、どのように解決にむけて動いているのかを取材したり報道したりはしないのでしょうかねぇ。特にそうした選挙区にあるローカル紙や地方のTV局は、積極的に取り上げて地域の問題として多いに地元の有権者に訴えればいいように思いますけれども、いまひとつ他人事のような扱いになっているように感じられてしまうのは気のせいでしょ〜か。