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2012年9月9日日曜日

富士山の山小屋の実態

「富士山を世界遺産」にという運動がありますが、進められているのは世界文化遺産への登録です。京都や奈良の寺社と一緒の文化遺産です。自然遺産への登録が見送られたのは、富士山の商業主義も一因でしょう。かつて富士山の山小屋のし尿は垂れ流しだったそうです。最近ですら、「6年前から富士山山小屋汚水垂れ流し9回にわたり200リットル以上 県が調査へ」とニュースになっています。

最後のほうで、北アルプスの山小屋での経験について少し触れられていますね〜。自分も北アルプスの山小屋で働いていたことがあるので、よくわかります。

富士山はどうかわかりませんが、北アルプスに関しては、登山ブームを牽引している今の中高年層が山から去れば、静けさを少しは取り戻すのではないかと消極的な楽観主義でいるのですが・・・甘いかもしれません。

富士山の自然環境保護という点では、静岡県と山梨県では温度差が有るのでしょうかね〜。というか、何のデータも無くて単なるイメージですが、個人的には有ると思っています。で、どちらが自然をよりないがしろにしてきたというイメージが強いかといえば、もちろんあの県です w

いずれにしても、山小屋という施設は自然の中では必要悪なのだという謙虚さに基づく認識が、関係者にも登山者にも必要なのではないでしょうかねぇ。