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2013年8月16日金曜日

松江市教委が『はだしのゲン』を閉架処置


まず第一に、作品の価値が高いとか低いとかは教育委員会の人間が口を出すものではなく、個々の読者が判断すればいいことであって、まったくもって余計なお世話というもの。何様のつもりなんでしょうね〜、この人は。

そして、『はだしのゲン』を読んだ子ども達がその描写を怖がったり、気味悪がったり、涙を流したり、途中で読み進めなくなってしまったとしたなら、それこそ、その子ども達が実に優れた読解力と想像力を持ち、『はだしのゲン』という作品と真摯に対峙したということの証とも言えるものでしょう。

(読むことを無理強いする必要は無いと思いますが)子ども達が興味を持てば、いつでも読める場所に並べておけばいいじゃないですか。

実際の戦争や原爆による惨状は、『はだしのゲン』の描写どころのものではなかったはず。

教育委員会は、子ども達の教育環境を改悪してまで、いったい何を恐れているのやら。