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2013年8月22日木曜日

夏の高校野球

主催者、審判がすべきなのは、ルールに従って試合中に千葉君の打法を審判することであり、「理解」という名前で圧力をかけ、打法を封印させることではない。これは自らが判断を迫られる厄介な問題を回避し、試合の当事者である花巻東高校に、面倒を抱え込みたくないという主宰者の意図を「忖度」させ、「自主的」に諦めさせるという、実に卑怯なやり方だ。

プロ・アマが行う全ての野球というスポーツのひとつに、朝日新聞社と日本高等学校野球連盟が主催し、教育の名の下に独自のルールで行われる「全国高等学校野球選手権大会」という、亜種とも呼ぶべき特殊な野球大会があるという理解を関係者全てが共有すれば済むことではないでしょうかね〜。

この大会では草野球やプロ野球の一般的なルールや価値観は通用しないということを、観客も含めた全員が認識して試合に臨むということです。

「全国高等学校野球選手権大会」を、他の野球と同列に扱おうとするから混乱するのであって、異なるルールに則って行われる、言わば別のスポーツだと考えれば、所詮、こんなものではないかなぁ、という気がしますけれども。