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2019年4月22日月曜日

上野千鶴子氏へのインタビュー記事

男性を見上げて、褒めそやして、おこぼれをもらう。男の自尊心のお守り役、と私は呼んでいます。それが「賢い女」の伝統芸能なのよ。男性優位の社会ではそれが女の生存戦略でしたが、それを個人個人がやっている限り、決して社会は変わらない。個人としての最適解は、困った構造の再生産につながることもあります。セクハラも賃金差別も、個人的な経験が社会構造につながっている。「個人的なことは政治的である」とフェミニズムの考え方を何度でもくりかえし言わなければならない。18歳の学生には、そこがまだわからない。だから大学で女性学をやるのよ。学問は大事です。

先日、話題になった東大学部入学式での祝辞についてのインタビュー。

引用箇所は3ページ目です。

引用した部分とは直接関係しませんが、上野千鶴子氏の祝辞の内容についてはご本人が言うように「当たり前のこと」という感想です。むしろ、批判する意見のほうに理解しがたいものがあるという感じ。