『見仏記 ぶらり旅篇』(いとうせいこう、みうらじゅん、角川書店)を先ほど読み終えました。
考えてみると、いとうせいこうさんの本を読んだのは今回が初めてかも。軽くサラサラと読み進めることができるようなイメージがなんとなくあったのですが、濃密な文体で読み応えがありました。文章自体は決して難しいものではありませんけれども。
仏像を見て回る旅のレポートでありながら、いとうせいこうさんによるみうらじゅんさんの言動観察記みたいな側面もあって、お二人の思考過程を垣間見ることができるあたりもなかなか興味深いところです。
みうらじゅんさんの、感動や衝撃をとりあえず何か身近なものに例えてみる、あるいは自分ならではの言葉で言い表してみるという姿勢は、受けた印象をより深くより強く記憶に留めておくことに繋がっているのではないでしょうかね〜。真似したいところです。
仏像ではないのですが、二人が訪れた「木嶋坐天照御魂(このしまにますあまてるみたま)神社」の三柱鳥居はいつか実際に見てみたいと以前から思っていました。
全国に三柱鳥居はいくつかあるようですが、京都のこの神社のものが一番アクセスが容易かも。京都に行く機会があれば訪れたいところです。岐阜県郡上市大和町の三柱鳥居には惹かれるものがあるのですが、ここに行くのは難しいでしょうねぇ。
- Wikipedia: 三柱鳥居
- Gen's Blog: 借りてきた本(2018,04,20)