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2018年12月20日木曜日

『旅先のオバケ』読了


『旅先のオバケ』(椎名誠、集英社)を読み終わりました。

タイトルにあるオバケ、というかシーナさんの不思議体験は、前半だけというのが残念。

金縛り体験のような、シーナさんのイメージからはちょっと想像できない話が面白いのですけれどね〜。


移住希望者を対象とした「冬の安曇野体験会」


早朝の寒さを体感するための周辺散策という企画もあるんですね〜 w

それにしても、移住者の代表がクリエイティブな人たちばかり。自分のような「意識低い系」の人間は相手にしていないということでしょ〜か w

給食か弁当か

公教育は、家庭の事情がバラバラな子供たちに、ある程度均一な教育を与えるためのものであり、その点に立ち返るなら、家庭の事情がバラバラな子供たちの食事事情を補うためにも、給食が望ましいのは当然の話である。

成長に必要なものを与えられる環境で育つのは、子供の権利であり、子供がその権利を享受できるようにするのは、大人の義務だ。この義務は、親の個人個人が、各々の子供に対して持つものばかりではなく、この社会の大人たちが、子供全員に対して、共同で持つものである。

だから、うちの子はいいが他所の子は知らんというのは、社会における大人の責任を果たしているとは言い難い。うちの子も他所の子も権利を享受できるよう、制度を整えるのが大人の役割であり、行政というものだ。だから、「給食を望む親は、手抜きがしたいだけ」などと言うのは、全くの的外れなのだ。

義務教育において給食以外の選択肢の可能性があることすら思いつかなかったほど、給食が当然だと思っていました。

小中学校の話から外れますけれど、保育園でも例えば3歳児以上は主食となるものを持たせるようなシステムのところがあるのですが、保育園ですからねぇ。子供の栄養や食の安全性、そして(通園全般に関する)親の負担を可能な限り減らすということを、どうして最優先事項として考えられないのか不思議です。

ハラスメントのリスク

現代の(とりわけ先進国に生きる)人びとはまさに、自由や人権のために「緩やかな自殺」を選ぼうとしているのかもしれない。

引用箇所は4ページ目です。

「緩やかな自殺」が進行しても、そのことが原因での絶滅には至らないと思いますけれどね〜。ハラスメント問題を乗り越えた(あるいは気にもしない)人たちが、圧倒的少数であろうとも確実に存在するでしょう。

まぁ、絶滅直前で踏みとどまっている世界が、天国寄りなのか地獄に近いのかはわかりませんが。

とはいっても、「緩やかな自殺」が進むことは仕方がないというか、それもまた悪くないことだと思っています。

自治体HPの新着情報

はてなブックマークに寄せられたコメントの中に、

自治体のホームページの新着情報をFeedlyとかに流し込んでチェックしてると、本当に沢山の知らない物事が流れて決まっていくのを見れるからオススメ。

というものがあったので、早速、真似をして安曇野市役所HPの新着情報ページをFeedlyに登録。 意外と頻繁に更新されているものなんですね〜。驚きました。