2018年4月5日木曜日

『トトロの住む家』読了

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『トトロの住む家』(宮崎駿、岩波書店)を読み終わりました。

宮崎駿監督が散歩などの途中で見つけた素敵な家を実際に訪れてみるという内容の本です。

素敵な家と言ってもそこは宮崎監督ですから、当然ながらサツキやメイの姿が見えても不思議ではないようなお宅ばかり。

紹介されているお宅の中の一軒が火災で焼失するという出来事があったものの、宮崎駿監督や近隣住民、杉並区の協力で焼失前の面影を最大限残した公園となっているというのは知りませんでした。いつか訪れてみたいものです。

「となりのトトロ」を観た人は、次に引用する部分に興味を惹かれるのではないでしょうか。

『となりのトトロ』に出てきた、後ろに小高い丘を背負い、前には小川が流れているような家。ぼくの兄弟たちがあのアニメを見て、「なんだ、俺たちが子供のころに住んでいた家を使ったな」と言いました。永福町(東京都杉並区)にあった家なんですが、応接間だけが洋間で、あとは和室、というつくりの家です。
  • P73・P74 

ウィリアム・メレル・ヴォーリズが建てた個人宅などはこうした雰囲気のものが多いような気もしますが、庭や周囲の情景との調和という点もありますからねぇ、どうでしょうか。


また曇り空に

午後はしだいに雲が広がってきて、夕方には曇り空に。

予報通りに、ちょっと降ってもおかしくないような空。

「3月のライオン」第44話

「3月のライオン」第2シリーズの第22話(通算 第44話)「もうひとつの家 他」を観ることに。

とうとう最終話。



追記

高橋勇介君のしっかりとした言動に驚かされっぱなし。これから高校生になろうという少年が、こんなにも立派に振る舞うことができるものなのでしょうかね〜。あの年齢の頃の自分なんて、周囲から見ればはっきりとしない冴えない子供だったろうなァとしか思えないのですが w

自分は四国育ちですが、東京の人からすれば遠い異国のように感じるでしょうね〜。『坊ちゃん』の下女の清が坊ちゃんの松山赴任の際に感じた永遠の別れみたい心境は、現在でもそうはかわらないのではないかと思います。実際に遠いですし w

前半の幸田柾近の妻による独白も良かったです。桐山零は恐ろしく良い子でありながら、というか、そうであるがゆえに、柾近以外の幸田家の家族にとっては異物であり怪物であるような存在だったのでしょう。

彼女の声は、クラリスやナウシカ、しょくぱんまん役の島本須美さんでしたね〜。淡々とした語り口でしたが、不思議と強い印象が残るような演技でした。さすがという感じです。

きっと第3シリーズもあるでしょう。楽しみに待ちたいと思います。

曇りのち晴れ

朝は曇り空で肌寒さもありましたが、その後は晴れとなっています。

空気がヒンヤリとしていて、日差しがあるところでも爽やかな感じ。暑がりの自分としてはこういう天気は嬉しいですね〜。