ページ

2018年12月10日月曜日

『うつ病九段』読了


『うつ病九段』(先崎学、文藝春秋)を読み終わりました。

うつ病の実体験ですけれども、うつ病について自分が如何に何も知らないかがよくわかりました。うつ病は心の病ではなくて脳の機能障害であり、誰にでも起こり得るものの、正しい治療を続ければ必ず治癒するということも知らなかったですからねぇ。

「うつ」という言葉は中学生の時に読んだ北杜夫さんの一連の著作で初めて知ったように記憶しているのですが、北杜夫さんの「躁うつ病」というのは、現在では「双極性障害」と呼ばれていて「うつ病」とは別の病気とされているそうです。


それにしても、精神科の医師であるお兄様の存在の大きいこと。要所要所での的確なアドバイスには、さぞかし心強いものを感じたのではないかと思います。

そして、著者がプロ棋士としての実力を書いている部分がいくつかあるのですが、そうだろうとは思っていても、棋士の立場からはっきり書いてあるのを読むと改めて驚かされます。

こうしたアマチュアと指す時に、プロはほとんど頭を使わない。(略)一万回指しても負けるわけがない
詰将棋とは(略)プロにとってはサッカー選手がリフティングをするような基本練習である。(略)数限りなく、それこそ何万題もやってきた。
九手詰から十三手詰の詰将棋が百問入った問題集。(略)以前の私なら三十分で全問解く本である。
七手詰なんて(略)息を吸うようにできた

まだ他にもあるかも。ちなみに、一番上の引用箇所の「こうしたアマチュア」というのは、著者の見立てでアマチュア初段レベル相当の人のことです。

平易な言葉で書かれた読みやすい本。オススメです。


 

父娘のタンデムツーリング動画



娘さんの方からツーリングに連れて行って欲しいとの申し出があったそうで、そういうことも起こりえるんですね〜 w

わが家の娘はまだ3歳ですけれども、大きくなってバイクに乗りたいとか言い始めたら、嬉しい反面、大いに悩みそうです。

Rat Bike


スタートボタンを押したところでは笑ってしまいました w

「Rat Bike」というのは、日本ではあまり見かけないカスタムスタイルですよね〜。この動画のバイクは、スチームパンクっぽい雰囲気に振られている感じですが。

ライトに被せてあるように見えるガスマスクはやり過ぎのような気もしますけれど、ライダー自身もマスクをしていますから、何かこだわりがあるのかも。

最低気温

今朝の最低気温は、松本で-4.1℃(07:32)、穂高で-5.5℃(06:51)。いまのところ、今季一番の冷え込みかも。

午前10時になっても、まだ零下ですからねぇ。

洗濯

昨日、洗濯をしなかったこともあって、洗濯2回戦目に突入。

「わかりみ」


内容よりも、「わかりみの声が集まる」とか「わかりみが強すぎて」という表現のほうが気になってしまって。

少し調べたところ、「わかりみ」という言葉は2年ほど前から主にTwitterで使われるようになったそう。「バブみ」という言葉と同時期かも。

「バブみ」などと違って、この「わかりみ」という言葉に感じるモニョモニョした感じは、「わかる」という主観的個人的な感覚を婉曲化し、さらに「わかりみが強すぎる」などと二重に、入れ子構造のように表現することで、自己保身に走っているように感じてしまうからでしょうか。官僚や政治家の煮え切らない答弁から受ける印象と似ているかもしれませんね〜。

自分は田舎育ちで田舎暮らしですが、外からの音はそれほど気にならないです。夏の日中など、物音ひとつしない静まりかえった時間が時々あって、不安を覚えることもあるくらい。