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副振動(ふくしんどう、英語: secondary undulation)とは潮位の変化のうち潮汐や高潮、津波などによって発生する以外のものを指す言葉
日本国内では鹿児島県・熊本県・長崎県にかけての九州西岸で見られる。特に長崎湾で発生する副振動が最大のものとして知られ、振幅が3メートルを超えることがある。長崎では「あびき」とも呼ばれ、漁業用の網が流される「網引き」が語源であると考えられている。このあびきの原因は、東シナ海大陸棚上で発生した擾乱による気圧の急変が原因とされる。
2009年2月24日深夜から26日にかけ、長崎県から鹿児島県奄美地方にかけての沿岸部で副振動が観測された。観測された潮位は熊本県天草市で 197cm、長崎港(長崎市)で 157cm、枕崎港(鹿児島県枕崎市)で 143cm、鹿児島県上島甑島浦で 290cm。天草市で住宅8棟が床上・床下浸水し、鹿児島県で係留されていた小型船など30隻が沈没、転覆するなどの被害が出た。上甑島ではマグロの養殖場が被害をうけマグロが湾内に逃げ出した
「あびき」とか「副振動」といった言葉を、初めて知りました。