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2019年3月5日火曜日

慶應義塾中等部

荒井部長は続けて「慶應には型にはまった子どもばかりだから良くない。山本君は慶應にいる。それでいいな」と言い放ちます。

山本一郎氏の思い出話。なんとも素敵な文章です。

慶應って、イメージ的に誤解されることの多い学校のひとつですよね〜。

自分は大学から慶應に入ったのですが、世間一般に言われている慶應のイメージ、自分が抱いていた慶應のイメージとは随分と違っていました。

もちろん、イメージに近い部分もあるのですが、もっと振れ幅が大きいというか、例えばお金持ちにしても、政界や経済界の中心にいるような人たちの家に生まれた学生がいる一方で、自分のようにど田舎から出てきたビンボーで山猿みたいな学生だって少なからずいるわけです。

で、内部進学者と山猿との間に境界や溝があったかというと、お互いにお互いの育った環境などが面白くて意外と仲良くなったりもして、むしろ友人関係には恵まれたという印象。内部進学の友人って、育ちの良さはもちろんですが、おおらかというか気の良さを感じるタイプが多かったです。

慶應義塾が「自分で考えて行動する人間を育成する」というありがちだけどガチでそういう育て方をしている塾風をしみこませているバックグラウンドがある

慶應だからといって全員が大企業への就職を考えているわけではありませんし、実際にいろいろな生き方をしている人がいますからね〜。

広くお勧めしたい学校です。