きょうは終戦の日。岩手県花巻市の住宅街に残る円筒形のレンガ造りの構造物。太平洋戦争で日本軍が使った「聴音壕」という軍事施設。中に人間が入って、敵機が来たのを耳で覚知するためのもの。当時日本各地に作られたが、完全な形で残っているのは珍しいという。レーダー開発に乗り遅れた戦時中の日本… pic.twitter.com/7bYF8sTzxo
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) August 14, 2023
現地に掲示されている聴音壕の内部の写真。内部では、地元住民が交代で任務につき、飛行機が接近すると、音で機種、機数などを聞き分け、軍に報告した。 pic.twitter.com/B9L4v0c1vl
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) August 15, 2023
聴音壕は、1941年の防空監視隊令に基づき、敵の飛行機などを見張るために各地に造られた。
成人男性は徴兵されたため、壕内には主に16~19歳の少年たちが入った。1人が壕内、もう1人は外で双眼鏡を使った。情報は電話で各地の陸軍部隊に伝えられた。
空襲警報が鳴った時は飛行機が既に接近していることが多く、役に立たなかった可能性も高い。
- 日本経済新聞: 戦争伝える「聴音壕」、敵機の音聞き分け 岩手・花巻(2018,08,10)