「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」という句ですが、今まで容疑者が「つけび」をしたと思っていたのですが、それよりも、地元の誰かが放火しているところを容疑者が目撃して詠んだと考えるほうがしっくりくるような気が。
— 玄 (@raven_xx) July 26, 2013
この句の真意についても、これから明らかになるのでしょうけれど、その前に勝手に推測。
上のTweetのように、誰かが放火しているのを容疑者がたまたま見ていて、そのことを放火犯に知らしめることで圧力をかけるというか、優位に立とうとしていた・・・。
あるいは、以前、容疑者の農機具が誰かによって燃やされたという報道もあるようですから、そういう稚拙ないじめまがいの行為に対する軽蔑と抵抗の意思の表明・・・。
この容疑者が地元でどういう扱いをされていたのか、いろいろと伝えられていますが、真偽のほどはともかくとして、閉鎖的・保守的になりがちな共同体が持つかもしれないマイナス面、しかもそういうものはなかなか表面に出てこないわけですが、それが白日の下に突然さらされたような強烈なインパクトのある事件ですねぇ。
容疑者が集落内で蔑視され孤立感を深めていった先に起こした事件であるならば、そういう点に限って言えば津山事件と似ているところがあるような気もします。
追記
容疑者による以下のような供述が。
「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」と書かれた貼り紙は、9年ほど前に書いて掲げたという。「つけびして」は、集落内で自分への悪いうわさを流すという意味、「田舎者」は集落の人を指したつもりだったと説明。
「つけび」というのは、放火そのものを指していたわけではないようです。
容疑者視点で言えば、「火の無いところに煙は・・・」どころではなくて、火を点けてまで(=「つけびして」まで=ネタをでっちあげてまで)、煙を立てようとする(=うわさを流そうとする)周囲の状況を表現していたわけですねぇ。