全都道府県の自治体を調べてみると、北海道や九州など例外はあるもの、大まかに東日本は「まち」、西日本は「ちょう」と読むところが多いことが分かりました。
長野県は、「まち」が22で、「ちょう」が1という内訳。長野県で唯一「ちょう」と読む町は、県南部の「阿南町(あなんちょう)」です。
長野県の町で唯一「ちょう」と呼ぶのが当町です。全国的には、東日本では「まち」、西日本では「ちょう」と呼ぶところが多いようです。阿南町に近接する静岡・愛知・岐阜の各地域では「ちょう」と呼びます。昔から、阿南町は他地域との交流の盛んなところだけに、その影響があったのではないかといわれています。
長野県内では地方公共団体の町は「まち」と読むのが通例であるが、阿南町は唯一「ちょう」と読む。これは阿南町に近い東海地方において「ちょう」と読む傾向にあるため、その影響を受けたというのが町役場の見解である。