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2022年3月31日木曜日

安曇野のオオルリシジミ

オオルリシジミ本州亜種は、青森、岩手、福島の東北地方と、長野県を中心とする中部・関東地方に分布していましたが、安曇野を含む県内3か所を除いて絶滅した
唯一の食草であるクララ(Sophora flavescens)は、有毒植物であり、別名ウジゴロシとも呼ばれ、殺虫剤として用いるため古くから畦畔や堰周辺に植えられてきた。こうした人間の営為によって、本天然記念物が生息・生育する草地環境がつくられ、草地特有の生物多様性が維持されてきた。
オオルリシジミが舞う姿は6月初旬頃まで見られ、ピークは例年5月20日頃です。