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2022年10月23日日曜日

丹霞地形


丹霞地形(たんかちけい、中国語:丹霞地貌)は、中国南部に見られる切り立った断崖などを特徴とする、赤い堆積岩が隆起した地形である。中国で見られる地形の中でも特異で、主として白亜紀の赤みがかった砂岩や礫岩によって形成されている。名前の由来は丹霞山である。丹霞山にちなんで「丹霞層」という呼び名が1928年に使われ、1939年に地質学者の陳国達が「丹霞地形」という名称を初めて使ったという。
2010年には、貴州省の赤水、福建省の泰寧、湖南省の崀山、広東省の丹霞山、江西省の竜虎山、浙江省の江郎山にそれぞれ残る丹霞地形が、ユネスコの世界遺産リストに登録された。うち3箇所(泰寧、丹霞山、竜虎山)は、世界ジオパークとして認定されている。