木塊から神性が出現するこの瞬間を賞翫する。
— 京仏師 宮本我休 (@Gakyu_Miyamoto) January 25, 2024
木彫の醍醐味です。
御顔を先に決めにいく。
良い御顔が出れば完成までテンションが落ちない。
自分を飽きさせないこと、楽しむこと🔥 https://t.co/OINUMMGCrG pic.twitter.com/lqHe0yjvwq
木彫刻は足すことはできないので、良い御顔と出会えるまで彫り下げ続けます。
— 京仏師 宮本我休 (@Gakyu_Miyamoto) January 25, 2024
なので後ろに余裕をもたせ、早い段階での御顔の造形となるわけです。
神性出現までは苦しい、
いざ出現すれば後は綺麗に化粧していくだけ。
刀に迷いがなくなりどんどん良くなる、
気づけば10時間経ってたわって世界です😌 https://t.co/R2T1fzIQDX
最終形態です🔥#韋駄天 #仏像 #彫刻 https://t.co/R2T1fzIQDX pic.twitter.com/w8dj23yR5V
— 京仏師 宮本我休 (@Gakyu_Miyamoto) January 26, 2024
引き算の造形。
— 京仏師 宮本我休 (@Gakyu_Miyamoto) January 26, 2024
余分を省き残ったところが作になる。
これに親しむと不要なものに気づきやすくなる。
同時に本当に必要なものを研磨する、ということも。
断捨離
ぜひ木彫刻体験してもらいたい、、 https://t.co/z9PgmIspdZ pic.twitter.com/EAUgl7EJIq
合掌の上には宝棒が乗ります。
— 京仏師 宮本我休 (@Gakyu_Miyamoto) January 27, 2024
剣バージョンもありますが、自分はこのスタイルがしっくりきます。
剣は痛そうだし、、 https://t.co/z9PgmIspdZ pic.twitter.com/kf7IOjasng
あとは風(空気)の表現ですね、
— 京仏師 宮本我休 (@Gakyu_Miyamoto) January 27, 2024
韋駄天は仏舎利を盗んだ鬼から俊足を活かして取り返したという逸話があります。
取り返して帰還したその刹那を表しているので、まだ衣が暴れているんです。
そういった拘りが全体を造る、
神性と独自のオーラを纏う像になると信じて、、 https://t.co/z9PgmIspdZ
この韋駄天像の制作技法は「一木造」。
— 京仏師 宮本我休 (@Gakyu_Miyamoto) January 29, 2024
対して「寄木造」は部分的に造形していくことで修正が効きやすく、より複雑な造形、巨大化が可能。
ただ、木塊から彫り出される「一木造」ならではの潔さ、霊性は「寄木造」には得られないものがあります。#一木造 #寄木造 #仏像 #彫刻 https://t.co/z9PgmIspdZ pic.twitter.com/LTEV9lqoMu