2017年7月24日月曜日

若者のバイク離れ


上から目線で偉そうに講釈を垂れる人間というのは、もちろん論外ですけれども。

ただ、二宮さん自身が言われているように、二宮さんが若い時にもそうした上から目線の偉そうな連中や雑誌は存在し、若者はそれに反発していたわけで・・・にもかかわらず、バイクは今よりも売れていたのですし、バイクに乗りたいと思う若者も多かったでしょう。

そして、この動画のコメント欄を見ていくと散見されるのが、バイク雑誌は読まないという意見。

雑誌編集部としては、バイク雑誌を読まない若者よりも、実際にバイク雑誌を購読したりバイク用品にお金を出してくれる中高年層をターゲットとするのは当然な流れなのではないでしょうかね〜。若い読者を切り捨てるということは、じわじわと自らの首を絞めていることでもありますけれども。

バイク雑誌やバイク業界の、まだバイクに乗っていない若者に対するアピールが不足していたり下手だったりするというのは、今に始まったことではなくて昔からそうなのですから、ここにバイク離れの主な原因を見出すのは少し難しいような気がします。

とはいってもこのままでいいわけではなく、雑誌や業界が危機意識を持って新規ユーザーの獲得にこれまでにないレベルで努力する必要はあるでしょうね〜。

バイクを取り巻く状況が厳しくても、お金が無くても、バイクに乗りたい人はなんとか工夫して乗ろうとするものですから、現在の若者のバイク離れというのはお金などの問題よりも日々の生活での精神的な余裕の無さ、例えば同調圧力の高まり、価値観の画一化、レールから外れることへの恐怖感などによって新しいことへの一歩が踏み出しにくい(と若者には感じられる)世の中になっているということが大きいのではないでしょうか。