国道8号線沿いの能生海岸にある大きな岩礁の弁天岩は、フォッサマグナの海底火山の噴火によってできたもので、糸魚川ジオパークのジオサイトのひとつです。
弁天岩は約300万年前に海底火山から噴出した火砕流堆積物(溶岩に火山灰が混ざった安山岩質の角礫凝灰岩)です。
弁天岩にある「厳島神社」(能生白山社の末社)には、海の神様「市杵島姫命(いちきひめのみこと)」が祀られています。
厳嶋神社
能生港灯台と龍神の祠
岩の中央部には海の守り神である「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)」を祭神とする祭神厳島神社がまつられている。また、岩の上部には山形県善宝寺の祭神「龍神」がまつられ、真っ赤な鳥居が建てられている。
善寳寺(ぜんぽうじ)は、山形県鶴岡市にある曹洞宗の寺院。山号は龍澤山(りゅうたくさん)。本尊は薬師如来。妙厳寺、最乗寺と並ぶ曹洞宗三大祈祷所。
姿を顕した二龍神(龍宮龍道大龍王、戒道大龍女)が寺号を授け、寺内の貝喰池に身を隠したという伝承が残り、龍神信仰の寺として航海安全を祈願する海運関係者や大漁を祈願する漁業関係者などから全国的に信仰を集める。