糸魚川に向かう途中、「ブラタモリ」で紹介されていたフォッサマグナパークに立ち寄りました。
上の写真は、国道148号線沿いにあるフォッサマグナパーク駐車場近くにある看板です。
フォッサマグナパーク(fossa magna park)は、新潟県糸魚川市根小屋に位置する公園である。この地を通る断層(糸魚川静岡構造線)を人工的に露出させて断層の状態を見学可能にしたもので、断層破砕帯を境として、東日本側の岩石(約1600万年前)と西日本側(約4億年前)の岩石が接している。
東日本側(北アメリカプレート)の岩石(約1600万年前)と西日本側(ユーラシアプレート)の岩石(約4億年前)が約2メートルの断層破砕帯(白色から褐色を呈する)を挟んで接している。東日本側(暗褐色)の岩石は安山岩主体で、西日本側(暗緑色)は変斑レイ岩主体である。
この断層破砕帯(すなわち糸魚川静岡構造線そのもの)を構成するのは、両側の岩石から生成された細かい破片および粘土である。顕微鏡での所見によればこれらの破片には両側に薄い粘土層が尻尾状に付着していて、2方向から強い力の作用で引き延ばされ、岩石が何回もこすれ合って細片となったことがわかる。