富雄丸山古墳(4世紀後半、直径109メートル)の未盗掘の埋葬施設から、過去に類例のない盾形の銅鏡(長さ64センチ、幅約31センチ)と蛇行剣と呼ばれる鉄剣(全長237センチ、幅約6センチ)が出土した。
奈良市教育委員会が去年10月から、古墳の端に突き出た部分にある埋葬施設を発掘したところ、ひつぎを覆っていた粘土の中から青銅の鏡と鉄の剣が見つかりました。
「蛇行剣」は、波打つような形が特徴の鉄の剣で、国内では、これまでに80例余り見つかっていますが、このタイプの中で最も古く、東アジアで見つかっている同じ時代の剣の中で最も長いものになる