ページ

2012年10月2日火曜日

寂れる兜町

99年の売買手数料の完全自由化以降、個人投資家は手数料が格安なネット証券に移り、対面販売が売り物の旧来型の経営手法は完全に「時代遅れ」になった。大手のように法人営業に頼れない中小証券は、自己売買によるディーリングに活路を求めたが、それも東京証券取引所が10年に新しい株売買システム「アローヘッド」を導入すると難しくなった。

そうはいっても、ネットでの取り扱いをメインにするというチャンスは、新興のネット証券会社と同等以上にあったわけですからねぇ。

株式に対するマイナスイメージを払拭しようとする努力も欠けていたような気もしますし・・・こうなるのも仕方のことなのかも、という感じも。

しばらくすれば、兜町には別の分野の企業が集まるなどということもあるのではないでしょうか。証券業界のみならずこの地域の転換期、節目なのかも。

『ふたりの距離の概算』 感想

『ふたりの距離の概算』米澤穂信 角川文庫 の感想です。

これまでの古典部シリーズの作品と比べると、軽妙な会話が目立つ感じですね〜。それぞれの親しさも増しているようで、人間関係には好感が持てます。

ストーリーは、『遠まわりする雛』の「手作りチョコレート事件」と同じように、千反田えるとは直接関係の無い出来事なのに、えるが悩み苦しむ羽目になり、負わなくてもいいはずの責任を取ろうとするという、えるの立場からすると、あるいは、える推しの人間からすると w 可哀想な感じのする内容ですねぇ。

この話はアニメ化されてはいないのですが、アニメ版の「氷菓」第21話「手作りチョコレート事件」で原作に変更が加えられていたように、もしアニメ化されるのであれば、最後にえるが救われた場面をしっかりと追加して欲しいところです。

原作者の米澤穂信さんは、どういうわけか、えるに冷たいという印象が w

ところで・・・。

「違う。ひなちゃんが言ったのは、『千反田先輩は菩薩みたいに見えますよね』」
  • 『ふたりの距離の概算』米澤穂信 角川文庫 p83

伊原摩耶花が折木奉太郎に語った言葉です。あとで福部里志がこの言葉の意味を奉太郎に解説していますが、要するに「外面如菩薩内心如夜叉(げめんにょぼさつないしんにょやしゃ)」という、「華厳経」に由来する言葉があるそうです。

で、「夜叉」という鬼神は男女とも複数いるようなのですが、その中の女神のひとりに「鬼子母神」がいて、右手に釈迦から与えられたというザクロを持っています。

「ただ僕の知る限り、千反田さんの好物が石榴だったかどうかはわからないな」
  • 『ふたりの距離の概算』米澤穂信 角川文庫 p129

という里志の言葉につながるわけですね〜。

もうひとつ。

「諸君、こいつはいったいなんという鵞鳥だい」
  •  『ふたりの距離の概算』米澤穂信 角川文庫 p96

折木家を訪れた古典部メンバーに対して、奉太郎が言ったセリフです。これは萩原朔太郎の『月に吠える』に収められた「死」という作品から来ているそうですが、里志ではなくて奉太郎の口から出たというのが面白いというか・・・奉太郎にこういう素養があるのか、里志の影響を受けてのことなのか、どちらなのでしょうね〜。

なんだかんだと、3回くらいは読んでしまったかもしれません。上に書いたようにえるの扱いを除けば w 面白い作品です。大日向友子の「友達」について、もう少し詳しい描写があれば、とも思いましたけれども。


ローソンでカンヤ祭

今日から、ローソンで氷菓フェア
カンヤ祭が始まってますね( ´ ▽ ` )ノ

すっかり忘れていました w

いつも思うのですけれど、こうしたキャンペーンを主催する企業は、中の人に、全員とはいわないまでも、主役級の人にはどれかプレゼントしてあげればいいじゃないですかねぇ。作品がヒットするにあたっての、彼らの貢献度は相当なものですよ。

エンサイの花


畑に行ったら、エンサイ(空心菜)の花がキレイに咲いていたので。

ワラロール


稲藁を機械でロール状にしたものです。牧草ロールの小型版みたいなことから、自分が勝手に「ワラロール」と呼んでいるものです。

いろいろな用途があるのでしょうけれど、リンゴの木の下に並べてあるのを見たこともあります。

北東の空の雲


他の方角の空はメリハリのない曇り空となっていましたが、北東の空はこのように細かな雲がたくさん浮かんでいました。

水浸しの田んぼ


先日の台風による雨で、水浸しになってしまった田んぼです。

空がもう少し青ければ良かったかもしれません。

クーを正面から



オリンパス E-620のフリーアングル液晶によるライブビュー撮影のテストを兼ねて。床にカメラを置いたような状態で撮りましたが、こういう時はやはりフリーアングル液晶は便利ですね〜。

視線がそれているのは、レンズを嫌がってのことでしょう。昼寝に入ろうかというところを邪魔されて、不機嫌そうな表情に w

ニラの種子


わが家の西側で育てている(というか、勝手に繁殖している)ニラです。種子ができていました。

花が咲いていた時の写真はコチラ。




追記

2012,10,25 撮影の写真

ホトトギスのつぼみ


わが家の北側の花壇に植えてあるホトトギスです。

つぼみはしばらく前からできていたのですが、その中のいくつかが膨らみ始めてきました。開花するのももうすぐでしょう。



追記

翌3日に開花しました。

家型に積まれた稲


松本市波田で撮った写真です。

刈り取られた稲が家型に積まれていますが・・・こういうのは何か呼び名があるはずだとは思うのですが、いまだにわからないでいます。

マクドナルドのレジ横のメニュー表が・・・

まさかマクドナルド関係者が知らないはずはないと思うが、いちおう書いておく。知的障害や発達障害の子どもたちはマクドナルドの「超お得意さま」である。調査したわけではないが「外食と言えばかなりの割合でマクドナルド」という自閉症児はかなり多い。

レジのところのメニュー、カウンターに並べてあるメニューのことでしょうか? が無くなるそうです。


上に引用したようなケースが実際に多いのであれば、意図したものではないにしてもひとつの社会貢献を果たしていたとも言えるわけで、コスト面からそれを廃止するという決断をしたとなると、「マクドナルドの社会貢献は、結局コスト次第」みたいなことにもなりかねないような・・・。

ファミレスみたいに必要な時だけメニューが広げられるとか、あるいは、カウンターに埋め込まれた画面でメニューが表示されるように改造されていく、といったことではないのでしょうかね〜?



追記

ほかに思いつくのは、正しい商品名をお客に言わせたり、店員が言い直したりすることによる広告効果みたいなものを狙っているということでしょうかね〜。例えば、スターバックスでの注文体験が話題になって・・・みたいな方向を、マクドナルドも目指していると。まぁ、推測に過ぎませんが。