2012年10月2日火曜日

寂れる兜町

99年の売買手数料の完全自由化以降、個人投資家は手数料が格安なネット証券に移り、対面販売が売り物の旧来型の経営手法は完全に「時代遅れ」になった。大手のように法人営業に頼れない中小証券は、自己売買によるディーリングに活路を求めたが、それも東京証券取引所が10年に新しい株売買システム「アローヘッド」を導入すると難しくなった。

そうはいっても、ネットでの取り扱いをメインにするというチャンスは、新興のネット証券会社と同等以上にあったわけですからねぇ。

株式に対するマイナスイメージを払拭しようとする努力も欠けていたような気もしますし・・・こうなるのも仕方のことなのかも、という感じも。

しばらくすれば、兜町には別の分野の企業が集まるなどということもあるのではないでしょうか。証券業界のみならずこの地域の転換期、節目なのかも。