2014年12月14日日曜日

肥後守

危険性を含むものだからこそ、安全な使い方、適切な方法を啓蒙して 人としての質性を高めることを呼びかけるのが教育の場であり、行政が 市民に呼びかけることだろう。

日本国内で、全国で唯一、刃物を日本人から取り上げるのではなく、 与えて使い方を教えている公立小学校が長野県にある。
小学生が入学した時に一人一人に「肥後守」を与え、小学生はそれを 6年生になるまで使い続ける。もちろん鉛筆などはそれで削る。工作もこなす。
手を使って、指を使って、あるいは身体を使って作業をしたりモノを作ったりするということ、そして、身体の延長として、道具としては最も古い部類に入るであろう刃物を使用するということ、これをただ危険だからという理由で子供たちから取り上げることの愚かさというのは・・・溜息しか出ませんねぇ。

二つ目に引用した文章で言及されている長野県内の小学校というのは、池田町の会染小学校のことだと思われます。サイトによっては安曇野市の小学校などと書いてあることもあるのですが、たしかに池田町は安曇野の一部にあるものの、安曇野市ではないので誤解のないように。



2008年11月にわが家にやってきた永尾駒製作所の肥後守です。ゾクっとするような切れ味です。

2005年現在、肥後守(ひごのかみ)は兵庫県三木市にある永尾駒製作所製造の登録商標であり、同社およびOEMで生産しているフォールディングナイフの商品名となっている。なお同社およびOEM生産以外でもこの種のフォールディングナイフとしての性能を満たしていないということはない。良い作りのものも数多く存在しており、愛好家の収集の対象となっている。 元々は三木市の三木洋刃製造業者組合の組合員だけが使用することの出来る名称であったが、組合員である製造業者が減り、現在では永尾駒製作所のみとなっている。