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2019年7月22日月曜日

芥川龍之介の『庭』の舞台

『庭』は小穴から着想を得たとされる小説だ。小穴の父は志村家出身。作品には祖父で初代宗賀村長の志村巌や小穴をモデルとした人物たちが登場し、荒廃、再生、喪失の道をたどる庭と共に有為転変する姿が描かれる。ただし物語はあくまでフィクションで、一家の構成や末路は史実に基づかない。洗馬宿の特定につながる表現もない。 

記事の中でも書かれていますが、芥川龍之介が洗馬宿を実際に訪れたことがあるという確証が得られると良いですね〜。

晩年の病弱なイメージが強いせいか、青年時代に登山や水泳が得意な活発なスポーツマンだったことは一般にほとんど知られていない。特に登山は赤城山、木曽御嶽山、浅間山、槍ヶ岳などに自ら計画して登っている。
小説『河童』に上高地が出てくる。主人公が〈僕は前に槍ヶ岳にも登ってゐました…〉と語っている。これは芥川が満17歳だった府立中学時代に友人たちと行った槍ヶ岳登山の体験を強く意識した描写と言える。 

ということですから、信州にはよく訪れていたでしょうし、その際にでも志村家に立ち寄った可能性はありそうです。

この庭園、公開されるのであれば行ってみたいものです。