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2017年10月6日金曜日

早期教育

意志の強い子に育てるためにするという考えでは決して良い結果は得られません。ご自分が果たせなかった夢を子どもでかなえようとするのはどうかと思いますよ。
小さい頃から勉強させたからといって、将来の知能が高くなるとか低くなるとかいうことありません。何かを変えられるとすれば、自分に自信を持つ子になるかどうかということ。そこは親の育て方、環境要因で差がつくでしょうね。
出来ないこと、嫌いなことはできなくて良い、自信を失わなくて良い。だからこそ、親としては子どもの「出来ること」「得意なこと」を探してあげることが大切です。
小さな時から挫折感を味あわせないほうがいいんじゃないかな。子どものうちに成功体験を積んだ人間は強いですよ。「自分大好き」は子どもたちにとって大きな力です。

話は飛躍しますが、以前働いていたある職場で、たまたまですが複数の元暴力団組員と時期は異なるものの一緒に仕事をする機会があり、雑談をしたり飲んだりもしたのですが、彼らに共通していたのは子供の時に親にないがしろにされた、放置同然だったという体験でしたねぇ。

彼らから聞いた話を単純化すれば、親に認めてもらえなかったことが、自己否定、刹那的な楽しみへの傾倒、仲間内での過度の承認欲求につながり、気がつけば・・・みたいな感じ。

早期教育というとアニメ「四月は君の嘘」を思い出してしまうのですが、主人公の少年が母親によるピアノのスパルタ教育に耐えようとしたのは、ピアノの上達意欲によるものではなくて、母親に喜んでもらいたい、認めてもらいたいという気持ちからだったような。

まず大切なのは、親や周囲の人が子供をちゃんと認めてあげるということなのでしょうね〜。