管弦の道を極め、琵琶の名手であった源博雅(第60代醍醐天皇の第一皇子・克明親王の子)が、蟬丸の琵琶の評判を聞き付け、その演奏を聴きたいと思った。
その後、源博雅は蟬丸のもとへ夜ごと通いつめ、3年目の8月15日の夜、琵琶の秘曲である『流泉』『啄木』を伝授されたと、『今昔物語集』ではなっている。
『平家物語』の「海道下り」には、源博雅が風の吹く日も吹かぬ日も、雨の降る夜も降らぬ夜も、蟬丸のもとに通い続けて、秘曲を伝授されたというエピソードが登場する。
小倉百人一首の坊主めくりで「蝉丸」という名前だけは、子供の時から知っていました w
上に引用した蝉丸と源博雅の二人とくれば、自分としては安倍晴明を加えて夢枕獏さんの『陰陽師』を思い出してしまいます。
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