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2012年9月29日土曜日

『遠まわりする雛』 感想

『遠まわりする雛』(米澤穂信 角川文庫)を読み終えての感想です。

この本は短編集ということで、以下の7つの作品が入っています。

  • 「やるべきことなら手短に」
  • 「大罪を犯す」
  • 「正体見たり」
  • 「心あたりのある者は」
  • 「あきましておめでとう」
  • 「手作りチョコレート事件」
  • 「遠まわりする雛」

『氷菓』、『愚者のエンドロール』、『クドリャフカの順番』という長編作品で扱われた出来事の間を、それぞれの話が時系列的に埋めていくというカタチになっています。

この短編の中で、アニメ化されるにあたってストーリーに変更が加えれているものがいくつか。特にクライマックス周辺で変わっているのが、「正体見たり」、「手作りチョコレート事件」、「遠まわりする雛」の3つ。

「正体見たり」と「手作りチョコレート事件」は、原作だと少しシビアに感じられる面をフォローするカタチで手が加えられています。「遠まわりする雛」は、最後の千反田えると折木奉太郎が会話をするあの場面の場所そのものが変えられています。

で、自分としては、アニメでの変更のほうを賞賛したいですね〜。この変更は本当に見事だと思います。もちろん、物足りない部分はあるのですが、原作者が「良し」としても、読者が「まだまだ」と感じたところを上手く補ってくれたという感じでしょうか。奉太郎流に言えば「補足」してくれたということになりますかね〜。

原作としての古典部シリーズで考えてみても、この本はかなり完成度の高いものだと思います。とても面白く読むことができました。


大名古屋ビルヂングが閉館へ

「大名古屋ビルヂング」は三菱地所が命名した。「大」は「大名古屋経済圏」の発展を願い、「ヂ」は当時、同社所有の各地のビルで使用していたという。同社のビルの名称は、02年に完成した東京の「丸の内ビルディング」以降、「ディ」に変わっている。

名古屋に縁もゆかりもないのに、「大名古屋ビルヂング」という名称だけは随分と昔から知っているのですが、知るキッカケとなったのは何かの漫画かアニメで登場したからだったハズ。その作品がはたして何だったのかは、思い出せないですねぇ。

「がきデカ」?「Dr.スランプ」?  ・・・でも、「Dr.スランプ」で実在のビルの名称が使われたというのは、ちょっと考えにくいような。まぁ、そうしたギャグ系の作品だったような気はするのですが。

iPhone向け地図アプリ特集コーナー


こちらも、一応。

自分の場合は、余裕があればですが、目的地周辺の地図をGoogle マップで調べておいて、Evernoteに保存。現地では、iPhoneでその地図を確認するというパターンですね〜。

マップについてのTim Cookからのメッセージ

私たちがマップの改良に取り組んでいる間、皆様にはApp Storeから「地図マピオン」、「地図 Yahoo!ロコ」などの地図アプリケーションをダウンロードしていただけます。Googleマップのウェブサイトにアクセスして、そのアイコンをホーム画面に作成し、マップを使うこともできます。

自分の場合、普段の生活の中でマップを使うことはほぼ無いのですが、一応・・・。

でも、例えば、ツーリング先の土地勘の無い場所で方角を見失ってしまった場合でも、現在位置がわかるというのは心強いですよね〜。紙の地図では真似ができない点だと思います。

そういえば、この春にバイクで京都に立ち寄った時に迷ってしまったのですが、その時は随分と助けられました。早く充実すると良いですね〜。

日本スキー場開発が白馬観光を買収

白馬観光が借入金弁済などを目的に実施する第三者割当増資の引き受けなどで東急の持ち株比率を高めたうえで、売却する仕組み。日本スキー場開発は11月1日付で、発行済み株式総数の約95%を取得する。従業員124人は継続雇用する予定。

長野県のスキー場ではこうした買収劇が続いていますけれど、ウィンタースポーツに人気回復の明るい兆しが依然として見えてこない状況の中でも、こうしてスキー場を買う企業があるというのが興味深いところです。どういう勝算があるのでしょう?