2019年3月5日火曜日

永平寺でメロンパン

雲水を聖職者のように見ている方もいらっしゃるかもしれないが、そんなことは決してない。 未熟だから修行に来ているのであり、その未熟な雲水は極度に飢えている。

面白かったです。

まぁ、他の人たちはメロンパンに対して筆者ほどの思い入れはなかったというのが、実際のところだとは思いますけれども w

(他者への慈悲とは関係なく)欲しいものをあえてリリースするという点において、芥川龍之介の短編「芋粥」を思い出してしまいました。

ところで、

が、次の瞬間に古参から怒号が飛んだ。
「テメェ選ぶなっ! 早くとって次に回せっ!」

という箇所がありますけれども、禅宗、とりわけ曹洞宗の修行では無言だったり音をたてないことが徹底されるというイメージがあるのですが、他の禅僧の方の本でも修行中に怒号が飛び、罵声を浴びたという経験が書いてあって、いったいどういうことなのでしょ〜かね〜。不思議です。