2019年4月6日土曜日

鈴木敏夫氏が語る平成

ジブリが作ってきたのは「ほんとにそれでいいの?」と問い掛けるものです。「面白い」だけではなく「ためになる」もあるほうが、今のお客さんもきっと喜ぶはずだと信じたんです。いうなれば、軽佻浮薄な時代に、古典的な映画の作り方をしていた。それがたぶん、ジブリの本当の秘密です。

高畑勲と宮崎駿という二人の大巨匠の間で立ち回り、ジブリを軌道に乗せてきたプロデューサーですからねぇ。

ただ、一波乱起きることを期待してわざと人と人を会わせたりするようなことをしそうなタイプにも見えて、プロデューサーらしい胡散臭さをどことなく感じてしまいます w 高畑勲と宮崎駿の二人がジブリの明の部分なら、鈴木氏は闇の部分の担当者ともいうべき存在なのかも。

鈴木氏の仕事を通してジブリに迫ろうとするインタビューはありますが、氏の人柄を明らかにしようとしたものは見たことがないような。

これだけ露出が多い人なのに、いまひとつどういう人物なのかがよくわからないままという、本当に胡散臭い名プロデューサーです w