『巴里マカロンの謎』(米澤穂信、創元推理文庫)を読み終わりました。
4つの話が収録されていて、それらは時系列的にも関連があるわけですが、高校生である主人公の、その年齢や学校の雰囲気を活かしての面白さが最も発揮されていたのは、「伯林あげぱんの謎」かなァという気がします。
最後の「花府シュークリームの謎」は、小佐内さんというもう一人の主人公が有能過ぎるが故の現実離れ感が、読んでいる間もちょっと邪魔をしてくる感じ。
なにはともあれ、どの話も面白かったです。この「小市民シリーズ」は11年ぶりということのようですが、前の作品も読んでみたいですね〜。
- Gen's Blog: 借りてきた本 2(2020,11,11)