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2021年1月9日土曜日

「高輪築堤」遺構


1870年の着工で、現在の田町駅付近から品川駅付近までの約2・7キロにわたり造られた。
2019年4月、品川駅の改良工事の際に石垣の一部が見つかり、20年7月にJR東が再開発を予定している高輪ゲートウェイ駅付近でも出土した。現在、約770メートルの遺構が確認されているという。



深沢社長はまだ回答していないとした上で「(駅周辺の)再開発エリアの真ん中に出土しているので、全面保存は難しい選択肢。一部の現地保存や移築保存を検討している」と話した。



萩生田氏は「素晴らしい文化遺産。残すべきボリューム感を話すのは控えたいが、どこかに移設をして、その価値が保存される性格のものではない」と指摘した。



「移設して価値が保存される性格のものではない。現地にあって文化財保護法の史跡の指定をされて初めて、より保存の強化や価値が高まるということになると思う」とし、現地保存が望ましいとの見解を示した。国が財政面などで何らかの支援をする覚悟もあるとしたが、保存の規模については「私が残すべきボリューム感についてお話しするのは、やや知識が足りない」とした。