2012年8月20日月曜日

「氷菓」第18話 覚え書き 1 神垣内

「連峰は晴れているか」というサブタイトルが付いた今回の話。連峰というのは、アニメの中では「神垣内連峰」となっていますが、「神垣内」というのは上高地のことでしょうね〜。で、連峰ということなので、穂高連峰のことを指していると。

ところで、「神垣内」という表記ですが、原作者、あるいはスタッフは深田久弥の『日本百名山』を読んだ可能性があるのではないかと考えてみたのですが・・・どうでしょう?

以下は、手元に『日本百名山』が無いために記憶を頼りに書いているので、間違いがあるかもしれません。

深田久弥は、上高地は元々は神が宿る場所を意味する「神河内」ではなかったかと書いていたように覚えています。そして、(地域的には関係無いですが)「瑞牆(みずがき)山」のページでは、そそり立つ大きな岩の数々を、神が住まう場所を取り囲む玉垣=瑞牆と見なすことも可能なのではないだろうか、というようなことも書いていたハズ。

まとめると・・・

  • 上高地==神が宿る場所
  • 瑞牆=神が宿る場所を囲む玉

二つを合わせると、「神垣内」となるというわけです。意味的にも変ではないように思えますし・・・ということで、『日本百名山』を参考にした可能性があるのでは、と考えてみたのですが、さて。

ちなみに、もうかなり昔のことですが、瑞牆山に登ったこともありますし、山登り好きが高じて北アルプスの山小屋で働いたこともあったりして、そういうことで『日本百名山』が印象に強く残っている次第です。