祇園祭というのはそもそも、京都の町の疫病退散を願って、祇園の八坂神社の神様を神輿に載せて市街にお出まし頂き、一週間「御旅所」に留まって頂いたあとに、また社にお還りになる、という神事だそうです。
山鉾巡行というのは、この神様が神輿に載ってお出ましになる前に、道中を清々しくお祓いする、いわば「露払い」であるとのこと。そして本来、前祭と後祭が2回あるのは、神輿が出てくる前に1回、お還りになる前に1回、道中をお祓いするために2回やっていたのだとか。
長文の記事ですけれども、初めて知ることがたくさんありました。
夏の暑い時期にこういう祭りを行う理由がわからなかったのですが、元々が「無病息災」を祈願する祭りなので、
真夏の祭となったのは、上水道も冷蔵庫もなかった時代は、真夏に多くの感染症が流行し多くの人々が脱水症状等で亡くなったことが原因の一つと考えられる。
・・・ということのようです。
暑いのは苦手なので山鉾巡行を見物しにいくことはおそらくないでしょうけれど、「還幸祭」の最後に行われるという神事は見てみたいかも。