あ、私、泣いてる・・・
悔しい。
私のせいで舞台をダメにする・・・
「言の葉 青葉」のソロパートの場面ですね〜。
WUGの各メンバーは、「お客さんを魅了する立場にある人間が、ステージ上で自らが感動して泣いてどうする」というような意味のことを、以前に山本監督あたりから厳しく言われたという話があったように覚えています。
とはいっても、1stツアー最後となる仙台公演での「言の葉 青葉」。しかも、歌詞全体の内容も、またソロパートにある「頑張って」という言葉の持つ残酷な一面も、一年前よりももっと深いところで理解するようになったであろう彼女達のことですから、吉岡茉祐さんだけでなく他のメンバーも泣いてしまうのは仕方のないことでしょう。
吉岡茉祐さんの場合はWUG結成以来、センターとしての重責もあったわけで、その気苦労は外野が想像できないほどに大変なものだったはず。
Liveや収録などで、5人未満のグループなら、センターとして各メンバーの言動に注意を向ける余裕も生まれやすいでしょうし、逆に大所帯のグループであれば、目の届かないメンバーへの配慮は最初から諦めても自然ですが、7人という視界の中にぎりぎり収まりそうな微妙な人数の中で、センターとしての役割を果たしていくのは相当に難かしかっただろうなァと思います。現在では、各メンバーの持ち場がハッキリとしたり、自然にフォローが入ったりする連携もとれるようになって、かなり楽になってきてはいるのでしょうけれども。
それにしても、吉岡茉祐さんって、いろいろな面で凄いなァと思いますね〜。
WUGはアイドルグループですから、メンバーの入れ替えというシステムを採らなければ、数年後、山本監督の構想では4、5年後には、間違いなく解散・消滅する運命にあるわけですが、それでも、メンバー個々がこうしたLiveなどで積み上げてきた想い出は、彼女達の心の中で一生輝き続ける拠り所=居場所となっていくのでしょうね〜。
(メンバー本人達は別として)解散を見据えている珍しいアイドルグループですから、このツアー最終公演は「終わりの始まり」にふさわしい記念碑的なLiveとなったのではないでしょうか。