『空気は読まない』読了
『空気は読まない』(鎌田實、集英社)を読み終わりました。
鎌田實さんの著書を読んだのは『へこたれない』に続いて2冊目ですが、タイトルから受ける印象と少し異なって、登場する人たちがみんな前向きでパワフルなんですよね〜。人として立派な方ばかり。
見舞いに訪れる家族も知人もなく、自分の殻に閉じこもったまま現世への不満をぶちまけ、死ぬのは怖いと喚きながらこの世とおさらばしようとするタイプの人間は、許されない、お呼びじゃない雰囲気があるというか w
そこまで極端ではなくても、社会的に、他者との関係の上で何かを成し得たという自負も他者からの評価も無いような自分のような人間にとっては、読んでいるうちに敷居の高さを感じて気後れすることのほうが多かったですね〜。
とはいっても、紹介されているエピソードは面白いですし、考えさせられたり気づかされたりすることもたくさんあるので、引き続き著書を何冊か読んでみるつもりでいます。