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2018年3月20日火曜日

『それなりに生きている』読了

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『それなりに生きている』(群ようこ、筑摩書房)を読み終わったところ。

群ようこさんのエッセイを読むのは随分と久しぶりのことでしたけれども、う〜ん、期待していたほど、あるいは昔読んだ時に感じたほどは面白くなかったですねぇ。

日常の些細な出来事とそのことから感じたことなどを作家さんならでは滑らかな文体で描写していることについてはもうサスガというしかないのですが、ひとつひとつのエピソードを読んでも「あ〜そうですかぁ」という感想しかでてこない感じ。題材がミクロ視点すぎて広げたり深めたりしようがないのかも。

ただ、最後の最後のエピソードだけは思わず笑ってしまいました。ここだけでそれまでの物足りなさが十分に補われた感があります。