『あやしい探検隊 北海道物乞い旅』(椎名誠、角川書店)を読み終わりました。
相変わらず海の幸を中心に美味しそうな料理が数々が登場するわけですが、著者自身が何度も書いているように、「物乞い旅」とは結果的に縁遠いものとなってしまっています。
やってみて、すぐにこの旅は失敗だったと実感した。テーマはあったが方法を間違えた。あらかじめその土地の知り合いに連絡してこれから訪問するので何か下さい、といっておくのでは「物乞い」ではなく「予告したタカリ」である。
最後の「悔恨のあとがき」より抜粋。
この点は残念といえば残念ですが、モノクロ写真が比較的たくさん載っていて、旅やキャンプの様子などがそれなりに伝わってくるところは評価したいところです。
- Gen's Blog: 借りてきた本(2018,10,23)