雪崩は幅200メートル長さ300メートル、標高およそ2400メートルの位ケ原付近で発生し、男性3人が巻き込まれた。
警察によりますと、現場は松本市安曇にあるスキー場のさらに上のゲレンデ外のエリアで、斜面の雪が幅およそ200メートル、長さおよそ300メートルにわたって崩れ、5人が巻き込まれたということです。
見渡すと数人が雪に埋まり、腕や顔だけが雪の上に出ている状態だった。木と雪の間に挟まっている人もいた。「苦しい」と訴える人たちを、1人ずつ雪から掘り起こした。前を歩いていた2人は20メートルほど下まで流されたが、自力で抜け出すのが見えた。
松本広域消防局は車が行ける限界の休暇村乗鞍高原駐車場(標高約1600メートル)に指揮本部を置き対応した。午後6時半ころ、県警山岳遭難救助隊員らが戸田さんをスキーや圧雪車を使って指揮本部へ運び、救助隊に引き継いだ。