判決文では文信氏の経歴についてこう書いている。
〈原告が指定暴力団・会津小鉄会の昌山(まさやま)組に所属していた元暴力団員であるとの事実の重要な部分は、真実であると認められる〉
証言台に立った元組長は、京都にあった家で文信氏と盃を交わすまでのいきさつから、組のベンツを運転させていたことや、「事始め」と称する新年会で毎回顔を合わせていたことなど、現役当時の具体的なエピソードを交えて証言した
『週刊文春』2017年9月21日発売号に、野田の現在の夫である在日韓国人の一般男性が指定暴力団会津小鉄会傘下の昌山組の元組員であったと報道された。
幹部であった一般男性は事件以前に組を抜けていたが、1999年と2005年に逮捕歴があったという。この男性は2018年に起きた野田の金融庁に対する圧力問題にも仲介役として関与していたと複数の週刊誌が報じている。
2021年4月21日の判決において、「原告が指定暴力団・会津小鉄会の昌山組に所属していた元暴力団員であるとの事実の重要な部分は、真実であると認められる」として、新潮社に対する1100万円の損害賠償の請求は棄却された。