2021年11月22日月曜日

現役機長が解説する松本空港の難しさ



日本の空港の中で最も標高の高い場所(657.5m)にあるため、平地の空港よりも、就航できる機材や就航先が制約される状況にある。また、高い山岳に囲まれていることにより計器着陸装置(ILS)の設置が難しい為日本の1,500m以上の滑走路を持つジェット化空港としては唯一設置されていない。以前はパイロットが目視のみで着陸するため「日本一着陸の難しい空港」とも言われていたが、2020年7月からRNP- ARが設置され、GPSの精度向上もあって悪天候でも安定した離着陸が可能となった。日本の空港では唯一、内陸県に位置する空港である。