2021年12月22日水曜日

孵化直前の恐竜の化石

卵の化石がほぼ完全な状態の「生まれる直前のオヴィラプトロサウルス類」を内包していると判明しました。このオヴィラプトロサウルス類は現代の鳥類がふ化直前に取る姿勢に近い状態で化石となっており、鳥類と恐竜の間に存在するミッシングリングの解析に役立つものと期待されています。

化石は7000万年前のもので、中にオビラプトル科恐竜の胎児の骨格が保存されている。この胎児は所蔵先の博物館の名称にちなみ、「英良ベビー」と名付けられた。
卵は全長約17センチで、中の恐竜は頭から尾まで長さ27センチと推定される。生き延びて大人になっていた場合、体長は約2~3メートルに達していたと研究チームは見ている。