事件になるようなケースでは、妊娠・出産を『周りに絶対に知られたくない』という事情を抱えた人が多い。秘密を守り通すことで、赤ちゃんを殺したり遺棄したりせず、『預ける』という選択肢を作りたかった
ゆりかごは、小さな扉を開けると赤ちゃんを置ける。そこには「お父さんへ お母さんへ」という手紙も添えられ、悩みながらもここまで来てくれたことに感謝し、「秘密を守るので連絡をください」などと書かれているという。
僕にできるのは、預けられた実例として自分のことを語ること。親子の関係がしっかりしていれば、『ゆりかご後』はこんなふうに成長するよって、知ってもらいたい