2022年3月6日日曜日

キエフ(Kyiv キーウ)動物園の動物たち


ゾウなどの大型哺乳類に関しては、避難させることはおそらくもう無理な状況なのでしょうねぇ。

ロシア軍がキエフを占領し、動物園職員を追放するなり身柄確保するなりすれば、第二次世界大戦当時の「戦時猛獣処分」のような事態が発生するのかも。

戦前、上野動物園(東京)・天王寺動物園(大阪)・東山動物園(名古屋)などでは、それぞれ多くの動物が飼育されていた。しかし戦争の激化により、空襲時に逃げ出した場合の危険性を考慮し、陸軍の判断に基づき地方行政から猛獣たちを殺処分する戦時猛獣処分の命令が出された。
各動物園の職員たちは反対したが、食糧事情の悪化などもあり、終戦を迎えた時点でほとんどの動物は死を迎えており、上野動物園の場合は大きな動物で戦争を生き延びたのはキリンだけ(これも親は死亡し生存は子供2頭のみ)、肉食動物では死肉を食べるコンドルだけであった。