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2023年2月28日火曜日

「コウベタヌキノショクダイ」

タヌキノショクダイの仲間は、海外では「fairy lantern (=妖精のランプ)」と呼ばれていますが、コウベタヌキノショクダイの生きた姿は、まさに暗い林床を照らす「妖精のランプ」のようでした。コウベタヌキノショクダイは、アジア産のタヌキノショクダイ科で最北端に分布する植物

タヌキノショクダイの仲間は、光合成をせずに土の中にいる菌類から栄養をもらって生活する少し変わった植物だ。普段は落ち葉の下に隠れているが、ガラス細工のようなきれいな花を咲かせる。

1992年に神戸市で1度発見されたきり絶滅したと考えられていた植物「コウベタヌキノショクダイ」が約30年ぶりに兵庫県三田市内で見つかったと、神戸大のチームが発表した。
ろうそく立て( 燭台しょくだい )のような形をした約1センチの小さな花が特徴で、海外では「妖精のランプ」と称される。