水揚げされたカツオは、漁協が計量してから倉庫に保管される。漁協で現場を仕切る立場にあった40歳の漁協職員は、計量担当の31歳の漁協職員、30歳の元漁協職員、運送担当の47歳の運送会社員、43歳の運送会社員の各容疑者に水揚げしたカツオの一部を計量せずに運び出すよう指示
水産加工会社元社長は部下の元役員に指示し、倉庫に運ばせたカツオを自社の所有と偽った
売り上げの一部が40歳の漁協職員に渡り、報酬として分配されていた
捜査関係者は「バカを見ていたのは水産会社だけで、漁協関係者と水産加工会社が甘い蜜を吸っていた。パンドラの箱が開いた」と語った。
勤務先は異なっていても、こうした地方の港で働いている人たちは血縁関係にあることが多いのでは?
噂が立ってから30年間も自浄作用が機能しなかったわけですから、地域全体で甘い汁を吸う輩を黙認する一方で、何かしらその見返りがあったのではないかという気も。