「仕事も人件費もないのに、どう雇用を維持すればいいのか」(大手自動車の労務担当)というのが、多くの企業の本音。
生活費を得る手段として雇用を条件にするというのは、もう行き詰まりつつあるということではないでしょうかねぇ。
別の言い方をすれば、「健康で文化的な最低限度の生活を営む」ことが実際に国民全てに保証されているという土台がまずあって、その生活水準以上を望むヒトだけが現金収入を得ることを目的とした労働を行うとか・・・そういうように大きくシステムや(金銭収入を得ることを目的とした)労働に対する価値観を変えていかないと、働く側も企業側も体力をすり減らすばかりで、海外の企業との競争力を失い、いずれは共倒れということになるのではないでしょうか。