楽天koboが年内20万冊のコミットメントを達成するには、年内1日1,300冊以上のペースでコンテンツを追加する必要があるわけだが、楽天だけの努力で達成できる量ではない(水増し手法を駆使すれば可能だろうが)。
楽天koboの日本語書籍のラインナップがなかなか増えない理由を整理すると、
- 書籍の電子化に際しては、著者と再び契約事項の確認を行い了承を得る必要がある
- 人力に頼らざるをえない「査読作業」に時間がかかる
ということのようですが、でも、これらの点は最初から予想可能なことですよねぇ。
自分が不思議に思うのは、困難が予想され、「楽天だけの努力で達成できる量ではない」にも関わらず、どうして「年内20万冊のコミットメント」を打ち上げたのかということです。
(ハッタリをかまして注目を集めるという低レベルな宣伝手法ではないのなら)日本語書籍の電子化という作業に対して、現場に近い人達と上層部ではkoboの企画当初から認識に相当なズレがあり、それが埋まることもないまま今に続いているのではないでしょうかね〜。そんな気がしますけれども。