「中二病でも恋がしたい!」第9話の「混沌の…初恋煩(カオス・ハート)」 まで観たのですが・・・。
第7話あたりでしたっけ? 小鳥遊六花の過去が明らかになったのを機に、六花の中二病は現実逃避でしかないというような批判が出始めたのは。
でも、六花が現実逃避をしているのなら、高校にまめに通ったり、ましてや新たな部活動を立ち上げ、知らない人を勧誘したりといった行動はとらないでしょう。逆に部屋に引き蘢って、他者との接触を避けようとするはず。
六花の中二病というのは、現実逃避の手段ではなくて、むしろ、現実世界と積極的に対峙するために必要な武器・防具・戦略のようなものなのではないでしょうかね〜。六花にとって現実と向き合うということは、まだまだ予想のつかない悲劇が起こりえる、心してかかるべきことなのではないでしょうか。
ところが、第9話で六花が現実世界の人間である富樫勇太(←管理局の影響を受けたかもしれない)に闘いを挑んだ際、六花を援護するはずの中二病的妄想世界は出現しませんでした。勇太は、六花にとって素の状態でコミュニケーション可能な人間だということです。
勇太との関係においては、中二病的要素は必要無い・・・第9話の段階では、このことを六花はまだ自覚していないようですけれども、そうした勇太とともに歩むことで、六花は現実とよりスムーズに向き合えるようになっていくという展開になるのかも、などと考えてみた次第。