2012年12月3日月曜日

江川紹子さん講演会 覚え書き 1 外の目

2012,12,02(日)に安曇野市豊科の豊科公民館ホールで行われた江川紹子さんの講演会「私の取材ノートから」の覚え書きのようなものです。

薄暗い中で走り書きしたメモを頼りに書いたものなので、勘違いや江川さんの真意を誤解している箇所があるかもしれません。

実際の話の順番とは異なっています。内容を大幅に省略し、情報や表現を付け加えたりするなどしています。

要するに、講演会そのものの記録ではありませんので、悪しからず。



2012年を振り返って、特に印象深かった事柄を二つ挙げると、という話題から講演会が開始。

  1. ベラルーシを訪れたこと
  2. オウム真理教の指名手配犯の3名(平田信容疑者、菊地直子容疑者、高橋克也容疑者)が逮捕されたこと

1. ベラルーシについて

  • 1986,04,26に起きたチェルノブイリ原発事故で放射能被害を受け、ソ連による情報捜査や隠蔽などもあって、被災者に対する差別などの問題が生じる。
  • 1991,08,25にソ連からの独立が承認された後は、諸外国、特にフランスが放射能被害に対して様々な形で支援。
  • Wikipedia: ベラルーシ

海外からもたらされる情報や支援の重要性。第三者による客観的な見方やデータ(=「外の目」)を知ることで、自らが置かれている状況を正しく判断し、風評に惑わされること無く対処できるようになる。

第三者が発表するデータと自国政府発表のデータが一致していれば、自国政府への信頼度が増すことにも繋がる。

2. オウム真理教手配犯について

平田信容疑者と菊地直子容疑者は逃亡期間中にオウム関係者以外とも仕事などで接触があり、そのことが心を解放していくことに繋がった。

高橋克也容疑者も潜伏中に働いてはいたものの、他者との接触には消極的であり、逮捕当時も教祖への帰依の意思を明らかにしている。


3. ふたつの体験から

ベラルーシでの見聞と、逮捕されたオウム真理教の容疑者達・・・関係の無いように思えることだけれども、そのふたつことから、第三者と接触し、自分の置かれた状況を省みることの重要性を再認識することができた。

すなわち、「外の目」を取り入れて、検証することが重要。